20191001

三年前におばあちゃんが死んだのが、いまだにショックで、
普通に生きてただけなのに、こんなに悲しい目に遭わなきゃいけないなんて、
一体どういうわけなのだろうとパニックになって、
考えるとふわっと意識が飛びそうになる。

お葬式で結構休みもらった後、
職場で上司に「人は死んだらどこにいくのかな」みたいなピュアな質問しながら詰めよっちゃったのとか、
いま思い出すと笑う。

だけど悲しみが一生続くのって、不思議。
もう十分悲しんだから、おばあちゃん戻って来てほしいな。
ってたまに思ったりする自分が怖い。

三島由紀夫の「真夏の死」を読んでいたらその時の感情が、
私にしかわからないはずの、混乱したあのばかみたいな気持ち、
死と引き換えに私は何が得られたの? とか思っちゃって、
ふっと気を失いそうになるあの気持ちが、
冷静に、ありありと書かれていたので、息をつく間もなく読んだ。
二回繰り返して。

三島由紀夫まじ尊い。
「真夏の死」は全員読んで。