荒野にて

 眠れないので、アンドリュー・ヘイ監督の「荒野にて」を観た。

助けはすぐそこにあるのに、未熟ゆえに気づけず、
ひたすら孤独へと突き進んでしまう少年の話。
最後は温かく終わった。


登場人物の大人すべてが、善と悪のどっちつかずで、
人生に疲れているのがよかった。

色素薄い系の老人にスティーブ・ブシェミ、女性騎手役にクロエ・セヴェニーときたら、
90年代Loverとしては、胸が躍らないわけがない。
 

この映画のブシェミは、本当にいい役だったな。
彼が悪い人間に見える時は、損得勘定で動いている時なんだけど、
若い人間というのは純粋だから、「生きるための手段」が悪に見えたりして。
 

主人公のチャーリー役の男の子も影のある美少年で、
荒野を馬と歩くシーンが美しかった。