だれもわかってくれない 傷つかないための心理学

 最近読んだ社会心理学の本がおもしろかった。

だれもわかってくれない: 傷つかないための心理学 (ハヤカワ文庫NF) 

  基本的に、人は色眼鏡をかけて物事を見ているし、自分が一番だし、自分にとって価値のある人間を「いいひと」と見なす傾向がある。

とりわけおもしろかったのは、人間は「自分は誰よりも公平でまじめで、差別なんかしない、ピュアでよい人間だ」と無意識に強く思っていること。

その心理を利用して、たとえば寄付をもっと多くもらいたいのならその人に、
「あなたって、いつも誰よりもたくさん寄付をしてくれますよね。本当に慈善活動に熱心で素晴らしい人物なのですね」
と伝えると、「自分はたしかにいい人間なのだ」という想いが強くなり、次回の寄付金が多くなるそう。