走れ、絶望に追いつかれない速さで

眠れないので映画。
中川龍太郎監督の「走れ、絶望に追いつかれない速さで」が素晴らしかった。



ここ10年くらい若手作家型の映画監督の映画を観るのって結構ダルくなっちゃって、
だって常にこっちが補ってあげないといけないから。
「こういう感じにしたいんだろうな~」って読み取ってあげないといけないし、目をつぶってあげなきゃいけないし、
なんていうか、昔の特撮映画を見てるのと同じ。

観る側の想像力を足して何とか成立する世界観だから辛いっす。
だったら目を開けてれば頭に入ってくるネットフリックスプレゼンツ映画のほうがいいし。

大御所の作家型監督は「俺流」がグイグイすぎてこれまた辛いっす。
万引き家族・・・
あん・・・
愛のむきだし・・・
ぜんぶ同じに見えるんですが・・・。
それぞれ、一番出来のいいやつ観とけばよくない?

でも中川龍太郎監督の映画は本当に素晴らしくて、目の前の世界とその少し先の観たい世界が同時進行で、だから一緒に映画の世界に飛べるというか。

涙がだらだら流れた。
セリフにうそがひとつもなくて、幻想的なシーンで一緒に夢を見られた。

あー本当に良かった。。。。
劇場公開時に観たかったな。


タイトルの意味を知ったとき、また泣けた。
「わたしを離さないで」的なショック。

全員観て。