私は日本人です問題

旅行中の私は気さくである。

店に入るなり、店員さんに声を掛けるし、店員さんの言うことに耳を傾けうなずき、時に突っ込んだりもするし、なんなら聞かれてもいないのに、感想なんかも言う。

普段とまるでキャラが違う。

全ての理由は日本語が通じていることを示すための、哀しきパフォーマンスなのである。
日本語を喋り理解していることを伝え、「私は日本人です」というアピールをするのだ。

だがそんな努力も虚しく、なぜだかさっぱりわからないのだけど、私はほぼ100パーセント外国人(中国か韓国)に間違えられる。

私はうんざりしている。

日本語で尋ねても英語で返される、外国人向けメニューを渡される、「中国?韓国?」とか、「日本語わかる?」とか聞かれる、「どうせ何を言ってもわかんないだろうけど、これがうちのルールだから黙って聞きな」という態度で早口で何かを説明される、などなど。

つ・・・つらい。

「あ、私日本人です」と、答えると、相手は気まずい顔をする。
こっちだって、だんだんわからなくなってくる。
私って日本人だよね?
自分でそう思い込んでるだけだったりして・・・。


メンタルが弱っている時なんかに外国人対応をされたら、


 何でそんなこと聞くの?
私、日本人でいいんだよね?

と混乱して叫び泣き出しかねん、と危機感を抱くようになった。

何か対策を講じねばと思い、旅行中に本を持ち歩くようにした。
我ながらなんという名案だろうと思った。
さりげなく横に置いておけば、誰の気分も害すことなく「日本語OK」という合図になると思ったから。

だけど、大阪のたこ焼き屋さんで「15分待ってて。今焼くから」と言われたので本を読んで待っていたら、普通に後から「あ、日本語大丈夫? ジャパニーズOK? あとテンミニッツな」と笑顔で言われてしまった。

人は一体何を見て他人を判断しているのかわからないけれど、少なくとも読んでいる本なんかいちいち見ずにそういうことを聞くのだと思った。

そのことを友人に話すと、
「っていうか、重くとらえすぎじゃない? 原因はそのオン眉でしょ(オンザ眉毛。前髪が眉毛の上にあることです。念のため。この言葉の浸透率は一体どれくらいなのだろうか)」
と、おでこを指さされ、目からうろこ。

果たしてその真偽はいかに!
前髪を伸ばし、今後の対応の変化は追ってここでご報告していきたいと思っております!

 ↑これくらい前向きに生きていきたいと、外国人に間違われるたびにこのポスターを思い出すのであります。