ゴーストストーリー

渋谷で見た「ゴーストストーリー」がとてもよかったです。


子供の頃から考えていたこと。
大人になっても全然解決されない。
考える時間が減っただけ。

命が始まった瞬間から人類の歴史に自分が組み込まれていることの不思議さ。
でも始まったわけじゃなくて、もうすでにもっと大きな何かの途中なのかもしれない。

考えだすと、次第に怖い気持ちになる。
気づいたら生きてて、いつか死ぬの。
死ぬのって怖い。
でもいつか死ぬ。全員ね。

フレイミングリップスのCDを開くと日本語でこう書いてあった。
「あなたの好きな人はみんな死ぬ」。
(本当にそう。その通りでびっくりするよ)

映画の中でWill Oldham演じる酔っ払いが、酔っ払い特有のふわふわした説教の途中で、宇宙一の名演説みたいになる瞬間がある。

たまにあるよね。
駅前でわめいてるおかしな人とか、自分よりはるかに年下の子が酔っぱらって叫んだ言葉がキマリすぎてて、なんだか厳粛な気持ちになる時。


映画の中の酔っ払いのセリフに宗教を越えてしっくりくる死生観を感じて、人に言えずに抱え続けた小さな闇を誰かと共有できた嬉しさがあった。
(しかし、こいつは明日になったらこんな説教をしたことなんか覚えていないだろう、という酔っ払い具合もよかった)

話題になったルーニーのチョコレートパイやけ食いシーンも痛々しかった。

(ルーニーはこの映画の撮影までチョコパイを食べたことがなかったらしいです!!!



これは十和田美術館にいるおばけ。