飢餓海峡

「青函連絡船遭難事故の中に、許しがたい罪がまぎれこんでいた!」 




子供が観たらトラウマになるやつ。
恐山のイタコさん。
あわわ・・・。


三國連太郎の眼力ずっとすごい。


ありったけの技術駆使してソラリゼーションにしないで。
怖いから・・・。
 

汽車の中で出会うシーン。
モノクロなのに、新緑が眩しい中にいるような気分になる。
きらきらした田舎娘と壮絶な思いでここまでたどり着いた男。
二人、出会わなければよかったの?
わーん。
(二回目以降の鑑賞では、ここですでに泣いちゃう)


雷が鳴っていきなりハイになる左幸子。
日本映画屈指のラブシーンだと思う。
全然セクシーじゃない。
なんかもっと原始的で野蛮で、霊的。
ことの最後に恐山のお札が映って、二人が出会ったのは運命だったのかも、
と、すでにうっすらと悲しい気持ちになる。

この人、十年爪に話しかけてます。怖い・・・。
しかし観ていると、切実な想いに胸が締め付けられる。


10年後の再会。
全力で他人のふりする三國連太郎めっちゃ笑える。
「あんたに会った記憶はおまへんなあ。ま、どうぞ掛けて」じゃねーよ。


「他人のふりするのも事情があるのでしょう。私はただ、お礼が言いたいだけです」
とすべてを受け入れ説得する左幸子。
いじらしい! 
この表情・・・!切実!!!!


左幸子の訴えに圧されはじめる三國連太郎。笑
だが、「犬養なんて男、知りまへんのや」としらを切り続ける。
三國連太郎も左幸子も演技ちょーうまい。


挙動不審になる三國連太郎。笑


くっ・・・!どうしてわかってくれないの!
連太郎のばかばか!!
幸子はただお礼を言いたいだけなんだってば!!!

みんな大好き健さんも出ている。

いろいろあって、逮捕されちゃってその後もまあ、いろいろある三國連太郎。
最後、何てつぶやいたのかな。
切ない演出。


読経からの冨田勲の宇宙的音楽で、新しい世界が見えてきそうなエンディング。
しばらく立ち上がれない。


3時間越えの映画は勘弁。
だってそれでなくても観るべき映画はたくさんあるんだから、と思っていたけど、
名作すぎて3回も観ちゃった。

 この映画の三國連太郎の顔、変わりすぎて笑えるのもみどころ。