1954年「ゴジラ」


ゴジラシリーズの幕開け、「ゴジラ」のヒロイン、恵美子さんを演ずるのは、河内桃子。
名家出身の育ちの良さで、しっとりした演技を披露してくれる。
観客動員数961万人。

河内 桃子(こうち ももこ、本名:久松 桃子、旧姓:大河内、1932年3月7日 - 1998年11月5日)は、日本女優。 
女優としては久我美子と並ぶ名家出身で、祖父は理研グループ総帥で子爵であった大河内正敏、父は正敏の次男で画家であった大河内信敬
夫は今治松平家末裔でテレビプロデューサーの久松定隆
(wikipediaより)

 アイスクリームのような帽子をかぶった恵美子さん。清楚な襟付きワンピース。
宝田明演ずる尾形と、ブタペスト弦楽四重奏団のコンサートに行く予定で、
おしゃれしてきたのにね・・・。
ネクタイの短さをずっと気にする、志村喬

 いろいろありまして、ゴジラ調査団の一員として、船に乗って出発する恵美子さん。
背後で見守る尾形。その帽子は一体?
 ドクターキリコのような芹沢博士(あ・・・怪しすぎる)に見送られる一行。
彼が研究室から出てくることは、めったにないらしい。

 速攻出現するゴジラ。
日本の絶叫クイーンこと、恵美子さん。

 「サイコ」のよう。
ゴジラ出現のパニックに便乗して、急接近する二人。
ここで注目すべきポイントは、志村喬ではなく、
背後にいる、村上冬樹演ずる田辺博士なのである。
困ってて、かわいい・・・。
一瞬しか出てこないのに、強烈な印象を残す小沢婦人代議士。
「シン・ゴジラ」で余貴美子が演じた花森防衛大臣は、小池百合子都知事と、この小沢夫人代議士をミックスさせたキャラらしい。
27分04秒からの掛け合いは名シーンなので、ぜひ、注目されたし。
スターリンのような顔をした大山議員に、「黙れ!」と一喝されてしまう小沢夫人代議士。
だけど、そんなことで傷つく小沢夫人代議士ではなく、
エンジンそのままガンガンかみついたあげく・・・。
「ばっかも~ん!!!何を言うとるか!」と立ち上がるのであった。

会議は踊る、されど進まず。
その場にいる科学者たちは、困惑しているだけである。 
やっぱり困り顔の田辺博士。
小津映画のような構図。
恵美子さんの美しい、たたずまい。


恵美子さんのウエストの細さ。
がっくりきてる、志村喬。

 芹沢博士の怪しげな研究室に通される恵美子さん。
襟、ベルト、ロングスカートが彼女のトレードマーク。
 マッドサイエンティストに肩をつかまれるも、まんざらではない様子。
恵美子さん、気持ちはまだ、芹沢博士のもとにあるの?

 聖母かな。
 乙女たちによる「平和への祈り」。伊福部昭作曲。
 ご存知、悲しい結末。