ハッピー・ゴー・ラッキー

話の軸が、運転免許を取ろうとするヘンテコなおばさんの日常という、おばさんばっかりで、かわいい人は誰も出てこないし、地味で、退屈な映画。


強烈に変わった彼女の性格を、本当に全く何とも思わない男性が出てきて、すんなり二人は恋に落ちる。

それが二人ともあまりに自然で、観てる時はふうん、というくらいにしか思わないんだけど、次の日にふと思い出して、「あれって、奇跡の映画だったんだ!」とじーんとくる。

誰かと誰かが恋に落ちて、打ち解ける奇跡が、全然ドラマチックじゃなくて、ごく自然に描かれてる。
好きになるって、実は動物の嗅覚みたいなものに操られてて、その本能的なものを演じるってすごい。

世の中には、よく今まで無事に生きてこられたな、って思うような性格の人がいるけど(この主人公がそう)そういう人の周りには、その性格を全く何とも思わないで、楽しくやってるんだなあと思った。


何も変わらなくていいし、変えなくていいし、気の合う人と楽しくやれればいいんだって、まじで思う、いい映画。