身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演 BUNNA

まゆみちゃんからのお誘いで 桜木町に、演劇を観に行った。
私は演劇も障害者の表現活動にも興味があったわけではなくて、まゆみちゃんが長い間福祉とアートについて考えたり悩んだりしているのを知っていたから、まゆみちゃんへの応援の気持ちで行ったわけです。

だから正直なところレクリエーションの発表会を観に行くような、チャラい心構えで行ったんだけど、演劇があまりにも素晴らしく、キレてる構成で、「一体この人たち、どこまで考えてるんだろう。私が見えてる世界の、先の先の先まで見えてる・・・」と恐ろしさを感じました。
私は、表現の果てを見た気がします。
その理由は、舞台を観た私たちは全員、確実に、魔法にかかったみたいに、いつの間にかぜんぜん違う人間になっていたからです。
本当にそれは見事だった。
それに気づいた時、客席で息を飲む音が聞こえて、そのあと私は鳥肌が立って涙が溢れてきた。

私たちって、簡単に気持ちが相手に伝わると思いこんで、かっこつけて手段を選びすぎてたよね。
一生懸命喋れば、きっと誰か聞いてくれると思ってたよね?
感情を大声で垂れ流してれば、いつか世界が変わると思ってた?
うわーーーーん!!!!ばかばか!!!

誰だって想いをちゃんと伝えるには構成と戦略が必要で、そこに使うべき知恵や思いやりみたいなものを雑に扱っていた。
私は自分が声の大きさや慣れ合いや、過激さで人の目をひいて、想いを伝えた気になっていた、虚しい人間だということに気づかされました。