キングコングVSゴジラ

ゴジラ映画に出てくる女の子たちはかわいくて、賢くて、生命力が強い。
男の子たちの夢にこたえるという使命感に、まっすぐ燃えている。
ゴジラ映画の中の女の子たちについてまとめてみたい。

「キングコングVSゴジラ」1962年公開。
桜井ふみ子:浜美枝
たみ江:若林映子
チキロの母:根岸明美
 浜美枝と若林映子は、この海外版の上映でアメリカ側に注目され、5年後に『007は二度死ぬ』で出演依頼を受けている。(Wikipeidaより)

 浜美枝が演じる、ふみ子さん登場シーン。
小花柄のボートネックに袖のフリルがかわいすぎる。
 夕食は、パンとビフテキに瓶のオレンジジュース。
バヤリースはこの映画とタイアップしているらしく、何度も瓶のオレンジジュースが出てくる。
昭和の映画によく出てくるような和洋折衷の、おままごとセットのようなキッチン。
ふみ子さんのフィアンセである藤田が、自社で開発した糸の強力さを披露するため、いきなりベランダから飛び降りてみせるという、衝撃的な行動を目撃する羽目に。

 若林映子演じる、たみ江さん登場シーン。
テレビの視聴率低迷の解決策として、キングコング狩りに行くことになった桜井たちの出発パーティ。

たみ江さんは高島忠夫が演じる桜井修の恋人なのか、関係性は結局はっきりせず。
(ふみ子と桜井は兄妹)
たみ江さんの上品な手袋、ふみ子さんのグラスを持つ手の感じがいい。
 たみ江さんの赤いノースリーブは、よく見るとフリルになっている。
高島忠夫の表情も、よい。
 
 フィアンセの安否にやきもきする、ふみ子さん。
青と赤のリボンがめちゃくちゃかわいい。
元祖キティちゃんと言ってもよいのでは。
 ふみ子を元気づけるために、パンを買ってきた、たみ江さん。
「ね、食べない? 心配事がある時はもりもり食べちゃうのよ」と、励ますシーン。
かわいい二人がパンを頬張ると、やけ食いさえもおしゃれに見えるのだ。

 チキロの母役の、根岸明美。
ほんの数分の出演にも関わらず、圧倒的な存在感がある。
そして母子ともに、タコに襲われてしまう。
「チキロ!」と一言、我が子の名前を呼ぶだけなのに、不安が爆発してる母の感情が伝わってくる。
そしてこのダンス。
こんな変な格好をさせられて、ここまでの眼力をもって踊れるなんて、女優魂、すごすぎる。
 フィアンセ藤田に会いに行くために、北海道に旅立つふみ子さん。
雪国を意識してか、とてもかわいい白い帽子をかぶってる。

帽子のアップ。美人は子供に優しい。
美しい横顔・・・。

 カレーライスを運ぶ、たみ江さん。
このシーンは、なぜか始終おどろきっぱなし。
 
「台風ならコースを避けられるけど、ゴジラやキングコングはどこに来るかわからないのよ」
と、疎開を断固拒否するふみ子さん。怪獣を天災的にとらえるところが日本的。

そしてこのあとのシーンが特別にいい。
フィアンセ藤田が「僕たち、離れないって誓ったんです」と重々しく言い、ふみ子さんが「そうよ、ねっ」と微笑んで藤田の隣に座る。
胸キュンのシーン。
兄の桜井が、二人の熱々ぶりにぼやき、それをけらけらと笑ってみせるふみ子さん。
しかし、ふみ子さんは、キングコングに襲われてしまう!
ショック!
それより、今まであんなにかわいかった衣装が一気に無難になったのは、この後の合成シーンで使われた人形の衣装と合わせるためだろうか。
悲しすぎる。


(おまけ)キングコングを搬送するシーン。メルヘン。