2015/06/13

 ジザエさんの誕生日会でうちの近所のフレンチレストランに行った。
 ジザエさんが九州に帰ってしまうのが悲しすぎて、その日の朝なんて、食べたものを全部吐いてしまうほどに、悲しかった。
 レストランで写真を撮ったら、家に帰って一人になった時、写真を見返してしんみりして泣いちゃいそうだったから、チェキで撮った写真は横目でちらっと見ただけで、すぐにジザエにあげてしまった。
(ぱっと見た時、私の髪型が大槻ケンヂみたいに前髪がひとすじ垂れて映っていたので、ちょっと笑った)

 別れ際に、なぜだか急に、福間の海で私にタバコの吸い方を教えてくれたSさんの話になった。私とジザエは長い付き合いで、かなりいろんなことを話してきたけど、Sさんのことが話題に上ったことは一度もない気がする。

 あの人、なんだったんだろう。いつもライオンのパーカー着てたよね。いつも夜、突然車で現れてさあ、という話になりおかしくなって笑い転げた。

 その時私は内心、「あ、今、ジザエが九州に帰ってしまうことなんかすっかりわすれて、なんでもない普通の日のようにふるまえてる!」
と、安心したのだけど、今こうして日記に書いてみると、やっぱりSさんのことなんてどうでもよくて、笑い転げていたあの時だって、私の頭の中を支配していたのは、ジザエが帰ってしまう悲しみだけだった。